北海道回顧録4

懸賞 2006年 01月 12日 懸賞

登別クマ牧場”でクマちゃん達にまたエサをあげたいっ!”

そんな思いがどうしても捨てきれず、またしても登別へ向う我々3人。
函館から特急で2時間余、JR登別駅に降り立つとでっかいくまちゃんが出迎えてくれる。

ほんのり硫黄の匂いにつつまれる町をタクシーで約15分。
今回のお宿は”登別グランドホテル”だ。
前回はお隣の”まほろば”だったので、今回はこちらを選択。

洒落た格子戸をくぐるお部屋は和室3間にバス・トイレ付きで、チョー広い。
窓からは雪景色、そしてホテル自慢の露天風呂の風景が望める。
言っておくが”露天風呂からの風景”が望めるであって、”露天風呂”が望める訳ではない。

ここのお風呂が実にいい。
真っ白い雪にやんわり包まれた山肌から湧き出す”滝”は極寒の空気にさらされ半分凍り付き、イルミネートされたその姿は荘厳かつ優美そのもの・・・。
ちょっと熱めの露天風呂につかりながら、時折身を切るような冷たい風にちぎられた湯気の間からその風景を目にしていると、身体の疲れもすっかり癒え、嫌な事も忘れる。

心からゆっくりと温泉を楽しみ、部屋に戻る。
夕食も豪華でどれもおいしくて、また量も多く、やっぱり全部なんてとても食べきれない。
息子ですらギブアップしたくらいだ。
今夜はおとなしく早めに就寝。

朝、午前7時に目が覚めた。
部屋の窓から外を眺める。
今年は去年よりやはり雪が多い。
雪で覆われた白い町のあちこちから静かにほわほわと湯煙が上がっている。

朝食後、お会計を済ませ、ホテルでクマ牧場ロープウェイ乗り場へ行くシャトル・バスを頼んでもらう。
天気は快晴だ。

ところでホテルにも案内が出ていたのだが、”12月23,24、25日に限り、クマさんに”鮭”のプレゼント”と題して、一人200円払えば先着30名までクマに”鮭”を与える事ができるイベントをやっているらしい。

話の種にといつものエサ売り場で1000円出して、200円の鮭券1枚と残りはすべてエサを購入。
”クマたちお待たせ~♪”
わくわくしながらクマ達と再会を果たす。

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やっぱりここのクマたちはかわいい!
エサをあげようとすると、おもむろに立ち上がり手を挙げ、”こっち、こっち”とアピールするクマ、またその手をひらひらさせてみたり、口の中に指を突っ込んで”ほれほれ、ここに入れてちょ!”なんてかわいい仕草をしたり、挙句は”V字バランス”をするチョー高度なパフォーマンスを見せる芸達者なクマもいる。

そういう派手なクマについ目を奪われがちだが、ふと見れば、真下からこちらをじっと見つめ、ひっそりと手を合わせる”お涙ちょーだい型”クマがいたりして、『おお~っと!こりゃもっとエサを買ってこなければ!』とついつい財布の口を甘くさせるような人情に訴えるクマもいる。

さて、本日のメインイベント”クマさんに鮭のプレゼント”の時間となった。
”どうせ切り身か、ちぃ~こい鮭でしょ”なんて思っていたら大間違い。
1メートルはあろうかという堂々たる立派な”鮭”なのである。
それがかちこちに凍って30匹、リヤカーに山積みされている。

鮭をあげる人は皆手袋をして、券と鮭を交換してもらう。
息子は子供なので小ぶりの鮭だったが、それでも片手では持てないくらい大きい。
30人限定とはこのサークル内のクマたち30匹に、公平に1匹ずつ鮭が当たるようにされている故のことだった。

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係りの人の合図で一斉にクマのサークルに投げ込む。

”がごぉ~んっ!”

クマ達に大きな混乱はなく1クマ(ひとくま)1匹を取ると、夢中でがつがつ食べ始める。
最初は嫌がっていた息子もそのさまを見て”達成感”を覚えたらしく、頬を紅潮させいつもより楽しそうだった。

さて、ぐずぐずしてはいられない。
クマ博物館をさっと流して(前回見たし)下山し、これからJRで札幌へ向う。

登別からJRで約1時間、札幌は吹雪いていた。
登別ではあんなに快晴だったのに・・・・。

ここでお昼に”ジンギスカン”を食べるべく、サッポロビール園を目指す。
事前の調査で駅から5分もしないところからバスが出てるということだったが、駅ビルから1歩出た途端、激しい吹雪に会い、敢え無く玉砕。
とにかく”目が開けられない”のだからどうしようもない。
そのままタクシー乗り場に直行する。

”やっぱり北国には住めない・・・”
完敗である。
しかし、札幌の方々はカサもささないで歩いているぞ、やっぱり・・・。
すごいぞ~ぉっ!

タクシーで約10分、さっぽろビール園に着いた。

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真っ白な雪の中にそびえ立つレンガ造り建物は色一際鮮やかで、立派である。
そしてこのジンギスカンのおいしかったこと!!
生ラムは臭みなどまったくなく柔らかくて、タレとの相性もばっちり。
野菜がこれまた甘い!
あっという間に約1キロほどあった生ラム肉は完食。
野菜はお替りしたほどだ。

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帰りは園内にバス停があったので、そこからバスに乗る。
しかしこれが大失敗。
ぐるりと遠回りをする路線で、しかも渋滞にひっかかる。
結局、1時間以上かかってようやくJR札幌駅に着いた。

そこから新千歳空港までは電車で約30分。
空港でたっぷり最後のお買い物をと思っていたが、時間の余裕がほとんどない。
見たいところの半分も見る事ができず慌てて買い物を済ませて、搭乗口へ向うと”ただいま飛行機が遅れております”とのアナウンス。

ならもう1回買い物に行かせてよ!”という訳にはいかない。
座るところもない狭い搭乗口ゲート前でただぼ~っと待つ。
すると、”ただいま使用機が到着いたしました。これから機内の清掃に入り、皆様の御登場案内が遅れます事をお詫び申し上げます。”と更に追い討ちをかけられる。

”ちっ!しゃ~ないな・・・”
半分あきらめ気分で、売店で機内で食べる夕食用のお弁当を買っていると、”皆様、当機はただいま清掃をしているところでございます。御搭乗のご案内は改めてご連絡させていただきます。
尚、当機到着目的地伊丹空港におきましては、空港利用規約により午後9時以降の航空機離発着は認められておりません。万が一9時を過ぎました場合、関西国際空港に着陸いたします事ご了承願います。”

”な、なにい~っ!?” (ノ`○´)ノ ┫:・’.::・┻:・’.::・うおらっ~

伊丹からだと家までタクシーで15分なのに、関空からだとそれにバス1時間が加わるのである。
だからわざわざ伊丹空港に行くこの機を選んだのにぃ・・・!

”関空に降りたらただじゃおかねぇ~っ!”

そういう空気ぷんぷん漂う関西人が満載された我が機は、滑走路に入ってからもものすご~く待たされ、結局予定より1時間半遅れで離陸、時計の針は無常にも午後8時を指している。

”早く飛べぇ~~~!!!”

機長からアナウンスがあった。
『当機だたいま伊丹空港を目指して、”がんばって”飛んでおります。』
”よっしゃ!がんばれよっ!”

『目的地までの所要時間は約1時間。』
”うっ・・・!ってアンタもうギリギリやんかぁ・・・”

『万が一9時を過ぎました場合はご了承願います』
”それだけはゆるさ~んっ!”

そして機は午後8時56分、なんとか無事伊丹空港に着陸を果たすのである。
”なんだ、がんばればできるんじゃん♪”

今回の2泊3日の旅はこうして終わりを告げた。
いろんなアクシデント、ハプニングがあったが、お仕着せのグループツアーにない楽しさや気ままさはやはり捨てがたい。
2006年の冬もまた”北海道”を目指したい我々・・・え?ふたりだけ?
Markyパパは及び腰だそうな~(笑

- 終わり -
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by marky275 | 2006-01-12 15:39

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